長女が一歳を過ぎ、保育園に入ったころから、
仕事に関しては自分なりの「想い」を感じ始めていました。
主人が造る家は、仕事を始めた時から「いいものだな」と思っていました。
ただ、私自身が仕事を通してさまざまなことを経験するにつれて、家自体がいいものでも、
お客様に、手に入れるまでや住み始めてからの時間に満足していただかないと意味がない、
そのためには提供する過程をもっと工夫すべきだと、考えるようになりました。
それをするためには、今の仕事の流れには変えるべき点がたくさんある、
個人商店的な発想から抜け出して、
会社として機能するような仕組みを作らないと、とも考えはじめていました。
ですが、主人自身は現場監理や設計・見積もり・お客様対応などで常に手一杯。
これ以上何かを求めることはできないことも分かっていました。
私もいつもめいっぱいの状況は同じでしたが、
動かなければ変わらない、だったら、自分が動くしかないと、決意。。。
通常の業務に加えて、いろんな方とお会いして話を聞いたり、勉強会に顔を出したり。
そして、隙間時間を見つけては、自分でも勉強。。。
資格もとりたくて、さらにやることを詰め込み。
成果が出れば自然と伝わるだろうと、今思い返せばかなりムキになっていました。
それでも、まともに仕事できるのは夕方4時くらいまで。
そしてそのあと買い物・ご飯・お風呂・家事。
子供たちを寝かし翌日の準備そして夜中の授乳。。。
子どもがまだ小さいので、時間的にも体力的にも、毎日毎日追い詰められた状況でした。
ですがそのころは、前しか見ていなかったので、
とりあえず「こなしている」ことには満足していました。
その一方で、見通しの甘いまま仕事を優先していたために
子どもたちの行事ごとや、予防接種・健診ですら決まった時期にはこなせていけなくなっていて、
そうしてしまった自分に対していつも満足できない感情を抱えていました。
仕事をしていれば子どものことが気になり、子どもの相手をしていれば仕事のことが頭をよぎる。。。
やりたいこと・やらなければいけないことで常に頭がいっぱいで、
でもなにをやっても「やれていないこと」ばかり考え、気持ち的にも本当に中途半端な状態でした。
そんななか、ついについに私自身の我慢の限界がきてしまったんです。。。
もう無理かも へ続く